とうとうもしトラから確トラ。WHO抜けちゃう勢いだし、タイはタイで混乱中だし、韓国は大混乱中だし、中東もまだまだ先見えないし、ヨーロッパもなんだかなぁだし、ロシアは日本を敵国にしちゃってるし、ぼんやりしない不安でいっぱいの今日この頃。
それはさておき、めでたい年になるか、ならないかはあなた次第、、、ではなく、世界情勢やら国内情勢やら法の運用次第。
それもさておき、大麻はともかく、法的には麻薬となったTHCを取り扱える人が爆発的に増えてる。増えたっていうより増やしちゃったの方が良いのかな。2022年の段階で全国の医師数は34万人を超えてて、そのうち60%を超える医師が麻薬取り扱いの免許を持ってる。ざっくり言えばこれまで扱えなかったTHCが麻薬として医療で使えるようになったことで20万人以上の人たちが扱えるようになるということだ。是非、必要な人に処方してあげてください。
でもって付け加えるなら、麻向法で規定される麻薬取扱者、麻薬輸入業者、麻薬輸出業者、麻薬製造業者、麻薬製剤業者、家庭麻薬製造業者、麻薬元卸売業者、麻薬卸売業者、麻薬小売業者、麻薬施用者、麻薬管理者及び麻薬研究者なんかを加えたらTHCを扱える人は相当な人数になる。それに対して麻薬取締官は300人弱。
大麻について話せば煽りだったりそそのかしだったりして特例法あたりで社会的にダメージを負う世の中は良い方向に向かってるのかどうなのかわからないんだけど、法の整合性やら運用はどんな方向に進んでいくんだろう。
カンナビノイド類だけじゃなくてテルペン類やらフラボノイド類のこともだいぶ知られてきてるし、日本国内では医薬メーカーと組んで契約栽培とか、あるいは肥料や農機具、栽培機器、工場建設なんかのほうが安全に利益出そう。あ、CBDを抽出するってことはTHCを含む他の成分も抽出されるってことだから、CBD以外は破棄ねとか言われても利益率考えたらあまりにも勿体無いよなぁ。成分の半分、利益になるはずの半分以上を捨てちゃうってことだしね、、、って煽ってもそそのかしてもないです。なんか保管でプルトニウムみたいにならなきゃ良いし、焼却処分するための施設やら機器やらも必要だろうし、産業廃棄物みたいなマニフェストみたいなものやらなんやらかんやら大変そう。これまで以上にいろんな協会やらなんやらも立ち上がるんだろうなぁ。まぁ、それはそれで合法化も非犯罪化もしないからこその日本型の大麻の一大産業が出来そうではある。輸入して販売、とかの規模を遥かに凌駕する管理型のビジネスモデルとしてうまくできてたりして。天から下っていく場所も確保できることだし。ヒロポンやらの医薬やらタバコとか禁止や規制、使用者を減少させたり鎮静化する方法は実証済みだしなぁ。
合成系やら大麻由来以外のものもいろいろあるし、砂糖も米も小麦もチョコもお茶も珈琲もなんならぜんぶキメものなんだしなんて言ってたら身もふたもないしね。
3月に向けて全国ざわついてるけど、大手含めて、さてさて。たかが大麻、されど大麻な状況は今年も相変わらずです。
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松浦良樹〈Matsumura Yoshiki〉プロフィール
1970年生まれ。環境問題や自然エネルギー、伝統文化などをメインテリトリーとするライターとして『AFF』『GQJAPAN』『環境ビジネス』『Earth Journal』など様々な媒体に執筆。大麻関連媒体では『HEMP LIFE』『HEMP TODAY JAPAN』など。
NPO法人日本麻協会理事などを務め、2016年7月に理事長(当時)・岡沼隆とともに国立京都国際会館で開催された「第1回 世界麻環境フォーラム」(別名「京都ヘンプフォーラム」)と呼ばれる「IHEF(International Hemp Environmental Forum)」の初イベントを開催した。このイベントには世界中から大麻の専門家や産業家の他、日本からは安倍昭恵総理夫人(当時)、京都市長、京都最古の神社である上賀茂神社宮司をはじめ、大麻に理解のあるメンバーが広く参加した。
また、蚊帳研究家として蚊帳の歴史や文化の研究に努めるとともに、ヘンプ100%の藍染の蚊帳やヘンプストロー、ヘンプフィルター、その他、衣食住に関わる大麻アイテムの開発に携わり、普及活動を続けている。
2019年ネパールで開催された「ASIA HEMP SUMMIT」において「大麻と蚊帳の博物館の創設」「日本の祈りに関連した大麻」に向けた企画で起業家賞を受賞。
また、タイ王国バンコクで開催された「アジア国際ヘンプエキスポ 2022 」では二大パビリオンのひとつ「golden hemp pavilion」の責任者を務めた。
2023年、青淵渋沢栄一翁顕彰会〈士魂商才〉賞を受賞。
アジア国際ヘンプEXPO2023では日本サイドの責任者として二つのブースとメインステージでのパフォーマンスをプロデュースした。
現在、日本の基層文化である大麻の普及と啓蒙やタイと日本を結ぶ活動などを展開中。
2024年、本居宣長の宮〈特別賞〉を受賞。
2024年11月 第3回アジアインターナショナルヘンプエキスポ&フォーラム参にてオープニングセレモニーのオープニングファッションショーを担当。また「JAPAN GOLDEN HEMP PROJECT」としてブース展開するとともに「JAPAN HEMP MUSEUM」についての講演を行う。