怒涛の七夕

さて、ひとつ勘違いしていたことを詫びつつ、厚労省を讃えなくちゃならないことをここで伝えなくちゃならない。

10月1日に施行予定の新法、医療や医薬だけの問題なら旧法の四条を削るだけ。そこに心血注いだ人たちがいるのも承知。四条消えただけで大麻の医療への道は大きく拡がった。

それだけで良いのに、なんだか検討委員会で他の麻薬やらなんやらまで踏み込んじゃったから、なんだか、委員の間でも結論として「大麻のことはよくわかんないけど、国の方針だし、委員長に一任てことで良いんじゃない」ってことでとりまとめられて、それをもとに小委員会で踏襲&ふわっとしたとりまとめがされて、大した議論もなく決め打ちで国会通過して、中身決まらないうちに「なんかTHC 0.3%で決まるらしいよ」って雰囲気でCBD 関係者はロビー活動とかイベントなどの成果、議員や厚労省との太いパイプを誇ってるうちに、いざふたを開けたら「栽培は約束したTHC 0.3%にしたよ、あ、原料はTHC0.0001%、商品はTHC0.001%ね。パブリックコメントに載っけたから、なんかあったら言ってね。損害出るところもあるだろうけど法律を遵守してね」ってことで急に業界やらCBD事業者やらの関係者はバタバタして、本気半分焦り半分、ついでに利益激減どころか壊滅の心配もありつつ、てんかんの女の子とかにも登場願って、厚労省に圧力かけてみるも、内容はほぼほぼ変わることなく、ほぼほぼCBD 業界の壊滅は本決まりしつつ、何故だか関わった一部の厚労省関係者とCBD関係者はなんだかフワッと異例の出世したりする自らを上級と考えていらっしゃる方々だけのねじれた生き残り現象が起こりつつあるんだから闇は深い。

とりあえずCBD の必要な他の患者やら使用者はともかく、てんかんの女の子を含む9人くらいの患者は厚労省によって救われそうだからそれはそれで良いこと。他の人たちも同じように対応してもらいたいところだけど、まぁ、そうじゃない方向に進んじゃいますね。生き残りと出世が約束された方々はめでたいことです。

と、前置きが長くなっちゃったけど、厚労省様、勘違いしてました。流石です。強引かつ粛々とCBD 業界や大麻界隈を軽くあしらいつつ、キチンと医薬、創薬への道筋を描いてたんだなぁ、と感心してます。しかも紅麹のゴタゴタも活用しつつCBD 業界のことなんか瑣事で現在必要としている人もフル無視しつつ、サプリメント業界、健康補助食品の闇、グレーゾーンにまで踏み込んで、あくまで医薬や創薬への道筋を描くなんて、大麻の事しか思い描けなかった自分の視野の狭さと見通しの暗さに反省するばかり。飴と鞭の個別切り崩しも見事。重ね重ね大麻の事しか思い描けなかった自分の視野の狭さと見通しの暗さに情けなくなります。

その上で、なんだかちょうど同じタイミングで都知事選への立候補者が大麻容認を表明し、公約に入れてもCBD 関係者も大麻界隈も日和るか黙殺。最初は少しは報じたメディアも、候補者がたびたび大麻大麻言っても全カットで、どうやら大麻とワクチンはアンタッチャブルのまま選挙終了。大麻容認の候補者は選挙戦最後の最後の演説の最後の最後で大麻で制作された龍を首にかけてブリンブリンで演説を終了してましたが。

結局、結構早い段階で候補者を大麻の事で大きく取り上げて、嗜好にまで踏み込んだ発言を引き出した「麻なび」の大スクープも一般メディアは後追いせず。特大ホームランを打つもノーゲームみたいな感じかなぁ。まぁ、選挙期間中に大麻容認候補者の事務所で面会した大麻関係者も会ったことに一切触れることもなかったし、支持表明どころか紹介やとりあげたCBD関係者や大麻関係者は数えるくらいなんだから、なんにしろ大麻ってメディアにとっても反対派にとっても容認派にとってもアンタッチャブルなのでしょう。そりゃ、変わらん、、、厳しくなるばかり。

「右翼でも左翼でもなく仲良くね」

「弱者や虐げられてる人のために政治はある、大麻も同じだね」

「日本の伝統や精神を取り戻そう、大麻だってそうだ」

「個人的には嗜好くらいで捕まえなくても良いんじゃない」

って言ってて、CBD継続の署名活動や、さらに「麻の実特区構想」や「医療大麻特区構想」、それらを融合した「東京大麻特区構想」まで掲載されたサイトを公式サイトでアップする候補者を話題にすらできないんだから。そりゃ、変わらん、、、厳しくなるばかり。そういや選挙事務所に注連縄を届けた大麻農家さんと3メートルの注連縄、精麻の龍を紹介した公式サイトの投稿は約10万ビュー。ヒップホップ界のゴタゴタを乗り越えて女の子を救いたい、大麻のことならと自分から名乗りをあげて候補者とラップバトルをした漢さんのは313万ビュー越え。それはともかく、大麻容認の候補者、「本当に良い人」でした。

ということで、たかが大麻、されど大麻です。

 

投票日

投票日前日

うつみんこと内海さとる氏と共闘宣言

選挙戦最後の演説の最後の最後1時間20分くらいから

https://youtube.com/live/xm9PPLQcqFk?si=rE0gUc5YKn34RpCM

「右翼左翼でなく仲良く」複数候補者が田母神支持表明

https://x.com/hoshunippon2684/status/1809205898637935075?s=46

漢さんとラップバトル 270万ビュー突破

https://x.com/funjinseis37570/status/1808869146815574439?s=53

てんかん患者の愛ちゃん/麻の実特区など大麻関連サイトを公式サイトでUP

https://cannabis-sanctuary.com/last-project/

麻なび独占インタビューで嗜好にまで踏み込む

655秒くらいから

https://x.com/asanavi88/status/1806535504609054744?s=46

注連縄関連

https://x.com/tamogami2024/status/1806292477554651442?s=46

出馬表明 大麻を公約に

「日本の伝統文化は虐げられ続けている、取り戻さないと」「大麻も同じだね、取り戻さないと」→Xに投稿

https://x.com/toshio_tamogami/status/1781055909378318738?s=46

 

 

松浦 良樹〈Matsumura Yoshiki〉プロフィール

 1970年生まれ。環境問題や自然エネルギー、伝統文化などをメインテリトリーとするライターとして『AFF』『GQJAPAN』『環境ビジネス』『Earth Journal』など様々な媒体に執筆。大麻関連媒体では『HEMP LIFE』『HEMP TODAY JAPAN』など。

 NPO法人日本麻協会理事などを務め、20167月に理事長(当時)・沼隆とともに国立京都国際会館で開催された「第1 世界麻環境フォーラム」(別名「京都ヘンプフォーラム」)と呼ばれる「IHEFInternational Hemp Environmental Forum)」の初イベントを開催した。このイベントには世界中から大麻の専門家や産業家の他、日本からは安倍昭恵総理夫人(当時)、京都市長、京都最古の神社である上賀茂神社宮司をはじめ、大麻に理解のあるメンバーが広く参加した。

 また、蚊帳研究家として蚊帳の歴史や文化の研究に努めるとともに、ヘンプ100%の藍染の蚊帳やヘンプストロー、ヘンプフィルター、その他、衣食住に関わる大麻アイテムの開発に携わり、普及活動を続けている。

 2019年ネパールで開催された「ASIA HEMP SUMMIT」において「大麻と蚊帳の博物館の創設」「日本の祈りに関連した大麻」に向けた企画で起業家賞を受賞。

 また、タイ王国バンコクで開催された「アジア国際ヘンプエキスポ 2022 」では二大パビリオンのひとつ「golden  hemp  pavilion」の責任者を務めた。

 2023年、青淵渋沢栄一翁顕彰会〈士魂商才〉賞を受賞。

 アジア国際ヘンプEXPO2023では日本サイドの責任者として二つのブースとメインステージでのパフォーマンスをプロデュースした。

 

現在、日本の基層文化である大麻の普及と啓蒙やタイと日本を結ぶ活動などを展開中。