さて、1ヶ月ぶりだけど待ってる人はいるのだろうか、、、。
それはともかく、都知事選やらなんやかんやで半年くらいのご無沙汰をしてしまったのだけれども、タイへ行ってきました。
来年早々に法律が変わる予定でタイの大麻界隈もざわついてるのかなぁと思いきや、相変わらずバンコクもチェンマイのディスペンサリーもほぼほぼ変わりなく健在で、新しくオープンするところもちらほら。路上のお店も減ってる感じではなくて、見た感じ前より品質の良いものが安く出回ってるようなのでだいぶだぶついてはいるんだろうな。バンコクとチェンマイで数十件のディスペンサリーを見て回ったけど、最安はg30バーツ。日本円で120円から150円。店員さんに聞いたら路地栽培とかローカルものとかのものではなくキチンと品種名掲示されてるし、THC濃度もCBD濃度も教えてくれて、入荷したばかりのフレッシュなものらしい。確かに酸化して茶っ茶になってるわけでもなく大麻特有の香りはちゃんとする。1g買ってくれたらjointもあげるよって言われたけど、どうやって利益出してんだろうか心配になる。有名なビジネス街でもあり有名なショッピングモールもある大通りに面した結構な好立地にあるディスペンサリーなのに。
それはそれとして、まぁ、大体のディスペンサリーは値段が下がったとはいえ100バーツから300バーツくらいが平均で、日本人や上級者、富裕層をターゲットにしたディズペンサリーで500バーツから800バーツくらいのラインナップだな。30バーツと800バーツの違いはまったくわからないけれど、短期滞在者は高級品を欲しがるそうだし、長期滞在者は最初と帰り際は高級品、滞在中は激安を常時が多いらしい。知り合った人で人で滞在中は高級品を毎日20gという猛者がいたが、多分例外。
そしてそれはそれとして、今回のタイのメインは第3回目となるアジアインターナショナルヘンプエキスポ&フォーラム。今回もクイーンシリキッドコンベンションセンターでの4日間の開催。今回は何故だかブース展開だけでなくファッションショー開催の命を受け、モデルの手配からなんからバタバタ。しかもイベント開催前日のリハーサル中に何故だかイベントのオープニングセレモニーのオープニングを任されることに。
そんなこんなでなんとかファッションショーをやりきり、「JAPAN GOLDEN HEMP PROJECT」と銘打ったブースもいろんな人の協力で乗り切り、また「JAPAN HEMP MUSEUM」の講演もなんとかやりきり、どうにかこうにかカタチにして逃げ切りました。来年はあるのか?それより年を越せるのか?という心配はひとまず頭から消し去ろう。とにかく、今年も来場した世界中から集まった人たちに日本の大麻の現状やら歴史やら文化を少しは伝えられたのはありがたい。で、チェンマイやらどっかやらの山の中にいってタイの伝統的な大麻に触れつつバタバタしての帰国でした。
日本も12月12日に法律変わったけど、さてさて。
で、さて、日々の糧は尽きてるので日々の生活をどうしようかなぁ、と悩みつつ、タイでも日本でもさまざまなプロジェクトが動き出してる。投資家さんはいませんかね。半年で何倍にもなんていうことはまったくないけれど、回り出せばあとはずっと続いていく感じ。多角的で衣食住、栽培から製品化、店舗展開も視野にした先を見据えたプロジェクトなんだけど、どうかなぁ、、、。
そんなこんなでたかが大麻、されど大麻なのです。
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松浦良樹〈Matsumura Yoshiki〉プロフィール
1970年生まれ。環境問題や自然エネルギー、伝統文化などをメインテリトリーとするライターとして『AFF』『GQJAPAN』『環境ビジネス』『Earth Journal』など様々な媒体に執筆。大麻関連媒体では『HEMP LIFE』『HEMP TODAY JAPAN』など。
NPO法人日本麻協会理事などを務め、2016年7月に理事長(当時)・岡沼隆とともに国立京都国際会館で開催された「第1回 世界麻環境フォーラム」(別名「京都ヘンプフォーラム」)と呼ばれる「IHEF(International Hemp Environmental Forum)」の初イベントを開催した。このイベントには世界中から大麻の専門家や産業家の他、日本からは安倍昭恵総理夫人(当時)、京都市長、京都最古の神社である上賀茂神社宮司をはじめ、大麻に理解のあるメンバーが広く参加した。
また、蚊帳研究家として蚊帳の歴史や文化の研究に努めるとともに、ヘンプ100%の藍染の蚊帳やヘンプストロー、ヘンプフィルター、その他、衣食住に関わる大麻アイテムの開発に携わり、普及活動を続けている。
2019年ネパールで開催された「ASIA HEMP SUMMIT」において「大麻と蚊帳の博物館の創設」「日本の祈りに関連した大麻」に向けた企画で起業家賞を受賞。
また、タイ王国バンコクで開催された「アジア国際ヘンプエキスポ 2022 」では二大パビリオンのひとつ「golden hemp pavilion」の責任者を務めた。
2023年、青淵渋沢栄一翁顕彰会〈士魂商才〉賞を受賞。
アジア国際ヘンプEXPO2023では日本サイドの責任者として二つのブースとメインステージでのパフォーマンスをプロデュースした。
現在、日本の基層文化である大麻の普及と啓蒙やタイと日本を結ぶ活動などを展開中。
2024年、本居宣長の宮〈特別賞〉を受賞。
2024年11月 第3回アジアインターナショナルヘンプエキスポ&フォーラム参にてオープニングセレモニーのオープニングファッションショーを担当。また「JAPAN GOLDEN HEMP PROJECT」としてブース展開するとともに「JAPAN HEMP MUSEUM」についての講演を行う。