人間はいつから自身に「仮面」を纏うようになったのであろうか。
生きていくうちに自然と人間は仮面を身につける。でも仮面すらもなければ泣くか笑うしかない。もしくは無か。
一人で泣けても、一人では笑うことは難しいから結局どこまでいっても大切なのは一緒に笑える人間なのだ。
この世の中には嘘や表面上などの仮面が多すぎる。もしくはそれにも気づかず平和に生きている人たちもいる。確かに籠の外の世界を見ようとすらもしなければ、人間も元より平和だ。
最近日本の昔の文化に興味を持ち、さまざまな事を調べたりしているのですが、その中でもまた興味を惹かれたものが「お面」
昔の人にお面が必要だったのは、「憂」を隠すためだったのではないのかなと。決して自己の利益のためではなかったと個人的には思います。
一人でダイレクトあそびしていても虚しいだけなので、やはり持つべきものはどんなことでも一緒に笑える相手、人間が必要だと思います。
そして信頼とは、自分がまず相手を信頼しなければ相手からも信頼されることも少ないかなと思います。挨拶、仕事の連絡はきちんと返す、約束は守るなど当たり前のことですが、当たり前のことだからこそきちんと日頃の行いが大切ですよね。
現実がどれだけ辛かったとて、どんな方法で現実から逃れようと現実逃避をしようと、どんな状況であろうと後からきちんと「憂鬱」はやってくる。
来年は今年よりは良い一年になりますように。心から笑うことが出来たらそれだけで幸せです。
憂き世